Dr.二宮のコラム2 食事

 【第2回】冬のお肌を丈夫で美しく保つ食事法

 
寒くなると皮膚の機能が低下して
汗や皮脂の分泌も減り気味になり乾いてきます。

密閉された室内では、
ダニ、ゴミ、カビなどの塵が舞って
空気の乾燥と相まってお肌はいよいよ乾き、
カサカサしたり、アレルゲンによって
痒くなったりするのです。

 

このような環境からお肌を守るには、
 ・動物性、植物性タンパク質をたっぷりとって
  栄養補給し寒さに抵抗できる細胞力をつける
 ・野菜などから効果的にビタミンを補給する
 ・植物油を毎日とる
 ・三度の食事をしっかり食べる
といった、内側からのケアが大切です。
 
なかでもビタミンA・B2・B6・C・D・E・Fといった
誰もが知っているビタミン類が不足すると、

身体は代謝が悪くなる、乾燥しやすくなる、血液循環が
悪くなる、抵抗力が落ちるという状態に・・・。

その結果、小じわ、しみ、そばかす、肌荒れになったり
ハリや艶がなくなったりと、お肌は汚くなってしまいます。

 

これらのビタミン類は野菜だけでなく、色々なものに

含まれていますが、タンパク質とともに数種のものと
まんべんなく食べるのがよい食べ方です。

 

野菜の少ない時は海草を食べるといいでしょう。
海に囲まれている日本では、古来身近な食物であり
多くのミネラルを含む質の良いアルカリ性食品です。
特に肉好きの方は、その毒気を中和するためにも毎日、
少量でも海草を食べるのは大変良いことです。

 

また、カロリーの高い油脂は冬の身体には必要なもの。
体内ではつくられないので、外からとらねばなりません。
しかし、なるべく動物性ではなく植物性のものを使いましょう。
オリーブ油、コーン油、菜種油、シソ油、ごま油などの
不飽和脂肪酸は、毎日ある程度とるべきです。
常温でも液状の植物油は冬でも順調に分泌され、お肌の表面を
滑らかにしてくれますよ。

 

最後に食事内容もさることながら、
一日3回きちんと食べて、腹八分目にすること。
寝る3時間前には食べないこと。
なるべくうす味にして素材の味を楽しむように心がけること。
など食べ方にも気をつかってくださいね。

 

まずは正しい食習慣から。
身体の内側から丈夫で美しい肌を作りあげていきましょう!

------------------------------------------------------------
 ■アオキクリニック院長・二宮文乃先生プロフィール
1963年静岡県熱海市にアオキクリニックを開業。
30年以上にわたって、漢方によるアトピー性皮膚炎の治療を実践する
漢方界では知らぬものはない大御所の皮膚科名医。また、80歳を過ぎて
なお衰えない美貌と頭脳を持つスーパーウーマンでもある。
著書に『季節と皮膚の病気』(ドクターフォーラム出版会)など。